遺影写真を選ぶ際のポイント

自由度が増してきた近年の遺影写真

遺影写真を選ぶ際のポイントとして、カラー写真、白黒写真にこだわりを持つのは良くありません。
というのも、今ではカラー写真が増えているからです。

昔であれば、葬儀はなるべくしっかりとしたものが良い・・・ということで、白黒写真にこだわりを持つ人がいました。
ですが、今では個人の手で写真撮影したデータをプリントアウトできるので、そもそも遺影の作成は難しいものではなくなっています。

また、カラー写真には多くの利点があるので、利点について知っておくことも大事です。
まず、カラー写真は白黒写真とは違い、カラーの影響で若さを確認しやすい写真になりやすいです。

若さというのは、肌のハリであったり、もしくは目の輝きなどが該当します。
白黒写真では、そもそも目の輝きなどが反映されませんので、個性的な自分を少しでも多くの人に見てもらいたいという場合は、白黒写真よりもカラー写真のほうが良いのです。

遺影写真を選ぶ際のポイントその2となりますが、なるべく笑っている写真を選択するようにしましょう。
笑っている写真と言っても、大声で笑っているような、歯茎の見えるほどの笑顔の写真でなくても良いです。
少しはにかんでいる写真でも良いので、可能であればこのような写真を採用するようにしましょう。

というのも、遺影というのは真面目な顔の写真よりも、笑っている、もしくは顔がその人特有の表情になっているほうが、葬儀に参列した人から覚えられるからです。
葬儀というのは、多くの人に亡くなったことを知ってもらう、そして、葬儀を通じて共有感を得ることが重要となります。
無表情の写真ばかりが重用される・・・というのは昔の話なのです。

遺影写真を飾る額縁も大切

遺影写真だけでなく、額縁にこだわりを見せるという傾向も、最近では主流となりつつあります。
タレントなど、芸能人の葬儀では額縁の近くに、本人が好きだった小物、花などが飾られているケースが多いですし、このような遺影の扱いが、段々と一般の人にも浸透してきました。

また、葬式を上げる側で花などを飾るだけではなく、多くの人から写真の周りに飾るものを捧げてもらう、という流れもあります。
よくある一つとしては、飾る用の花をあらかじめ用意しておき、参列者にその花を写真のところへもっていき捧げてもらう、という形です。
花だけでなく、趣味に通じるような品々でも問題ありません。
参列者が持参する場合もあります。

ただ、このような品々を置くことで個性を出す際は、なるべく高価な品を置いてもらわないことが重要です。
先ほどの花にも言えるのですが、高級な品が置かれてしまうと、捧げる側も緊張してしまうことが多く、そのせいであまり品物を捧げてもらえないこともあります。
なので、金額にも注意して額縁の周りを飾るように配慮してください。