心理テクニックを磨いて仕事を上手くこなす方法

心理テクニックとはどのようなものか

仕事ではさまざまな人と関わる機会があり、その中で交渉や提案をする必要があります。
このときに心理テクニックを活用すると、ビジネスでの場面をより有利に進めることができます。

心理テクニックとは、心理学を実際の生活に応用したものです。
心理学は人の心理に関する学問で、どのような行動をすると相手がどのような心理状態になるか、人はどのようなときに、どのような気持ちになるのかを学ぶものです。
心理学は生活のさまざまな場面に当てはめることができ、ビジネスの現場にも有効なのです。

ここでは心理テクニックのビジネスでの活用法を紹介します。
ぜひ取り入れて、仕事をさらに頑張ってください。

心理テクニックのビジネス現場での活用法と効果

心理テクニックに、「初頭効果」というものがあります。
これは「最初に伝える内容が、相手に大きなインパクトを与える」という効果です。

たとえばあなたが「部長、今日のネクタイは格好良いですね。依頼されていた企画書を提出します」と話しかけるとします。
この場合、相手である部長は「ネクタイが格好良い」ということに嬉しくなり、その後に提出される書類にも良い評価をする可能性が高くなります。

これに対して、あなたが「部長、依頼されていた企画書を提出します。ところで、部長がしているネクタイは格好良いですね」と伝えると、部長は「ネクタイのことは別にいいから、この企画書の見直しをしてほしい」となる可能性が上がります。

このように、伝えた内容は前者と後者で同じでも、どちらから先に話すかで相手への印象が大きく変わるのです。
初頭効果を応用するなら、まずは相手に好印象を与える内容から先に伝えると良いでしょう。

選択肢を絞るのも、効果的なテクニック

次に、「選択肢を絞る」という心理テクニックがあります。
これは相手に自分がとってほしい選択をしてもらうテクニックです。

たとえばあなたが「お客様、買いますか?買いませんか?」と尋ねると、お客さんは買わない選択肢をとる可能性があります。
これに対して「お客様、もし買うなら白とピンクどちらにしますか?」と聞く場合、買うことを前提として色の選択を聞くことになります。
このように質問すると相手は買うことを受け入れて、その先のカラー選択で迷うようになるのです。

このように選択肢を絞るのは、相手に自分がとってほしい行動を促すことができる方法で、大きな効果があります。
簡単に取り入れることができるのに効果は高いため、ぜひ活用してみましょう。

心理テクニックはここで紹介した以外にもたくさんあり、どれも非常に効果があります。
組み合わせて使うことでさらに効果を高めることもできるため、ぜひ活用してみてください。
そうすれば、あなたの仕事の成果も高まるはずです。